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小説

天使のにもつ

いとうみく[著]
天使のにもつ
あらすじ

中学二年生の風汰が、授業の一環である職場体験として選んだ先は保育園。「子どもとあそんでいればいいってこと?」と安易な気持ちで選んだ体験先だったけれど、いざ始まってみればもちろん楽な仕事のはずはなく、なかには親との関係が気がかりな園児もいて……。保育士や園児たちと過ごした5日間、風汰の目や心がとらえたこととは? 青少年読書感想文全国コンクール課題図書(2020年中学校の部)選出作。等身大の十代読者をはじめ、大人にも読んでほしい物語。

天使のにもつ
いとうみく[著]
判型:文庫判
定価:748円(税込)
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いとうみく(いとう・みく)
神奈川県生まれ。2013年『糸子の体重計』で第46回日本児童文学者協会新人賞、15年『空へ』で第39回日本児童文芸家協会賞、20年『朔と新』で第58回野間児童文芸賞、21年『きみひろくん』で第31回ひろすけ童話賞、22年『つくしちゃんとおねえちゃん』で第69回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『あしたの幸福』で第10回河合隼雄物語賞、23年『ぼくんちのねこのはなし』で第38回坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に、『かあちゃん取扱説明書』『夜空にひらく』『真実の口』など多数。