試し読み
小説

息子のボーイフレンド

秋吉理香子[著]
息子のボーイフレンド
あらすじ

専業主婦の杉山莉緒は、高校2年生の息子・聖将からカミングアウトされ、激しく動揺する。しぶしぶ交際相手を自宅に招いたところ、一流大学に通う藤本雄哉は非の打ち所がない好青年。母親を早くに亡くし、家事はもちろん、祖母の介護までする苦学生で、何よりイケメンだった! ひとまず二人の交際を認めた莉緒だが、心中は複雑だし、夫・稲男にもなかなか切り出せない。はたして空回りする母は家庭の平穏を取り戻すことができるのか? たっぷり笑えて、しみじみ考えさせられるBLホームコメディの第1章を特別公開!

息子のボーイフレンド
秋吉理香子[著]
判型:文庫判
定価:748円(税込)
ネット書店で購入する
秋吉理香子(あきよし・りかこ)
早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリーマウント大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年「雪の花」で第3回Yahoo! JAPAN文学賞を受賞。09年に受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー。13年に発表した『暗黒女子』は映画化され評判となった。他の著書に『放課後に死者は戻る』『聖母』『絶対正義』『婚活中毒』『灼熱』『哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ』『息子のボーイフレンド』『監禁』『無人島ロワイヤル』『殺める女神の島』などがある。