小説

蒼天のほし

蒼天のほし
イラスト:丹下京子
あらすじ

子どもを幸せにするには、親も幸せにならないと――。「いま困っている親子」を助けるために園長が自宅を改築して開園したすずめ夜間保育園。中学時代、保育園で職場体験をしたことがきっかけで保育士になった風汰は、様々な事情を抱えた保護者や子どもたちと関わってゆく。新米保育士の成長とともに描く、親子のかたち。

いとうみく(いとう・みく)
神奈川県生まれ。2013年『糸子の体重計』で第46回日本児童文学者協会新人賞、15年『空へ』で第39回日本児童文芸家協会賞、20年『朔と新』で第58回野間児童文芸賞、21年『きみひろくん』で第31回ひろすけ童話賞、22年『つくしちゃんとおねえちゃん』で第69回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『あしたの幸福』で第10回河合隼雄物語賞、23年『ぼくんちのねこのはなし』で第38回坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に、『かあちゃん取扱説明書』『天使のにもつ』『真実の口』など多数。