新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」のマドンナだった真由美が突然失踪してまう。心配した常連客と店主が彼女を捜し始めると、邪悪な一面が見えてくる。偽りの職業、パパ活斡旋、深夜の奇行……一体嘘をいくつ重ねていたのか。大藪春彦賞作家の鬼才が描く、人情酒場の闇落ちミステリー!