自殺マニュアルではありません。「ひとりっ子親なし配偶者なし子なし」のひとり暮らしが増えている昨今、若くても、親兄弟がいても、いつなんどき部屋で倒れたり不幸にも亡くなってしまうという、孤独死ならぬ孤立死をしてしまうかわかりません。本書は、ボッチのみなさんがいかに部屋で腐らず、綺麗に人生を閉じるかを、実例を挙げながらユーモア溢れる文章で指南する”実用エッセイ”。垣谷美雨氏絶賛です!
死に方がわからない
定価:1,815円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-31742-8
発売日:2022年9月15日
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ボッチのわたしが、いかに綺麗に人生を閉じるか。
実例をあげながらユーモア溢れる文章で指南するポジティブな実用エッセイ。
「家族の有る無しに関わらず、とてもタメになる本です。私もこの本に沿って自分の死に方を真剣に考え、さっそく準備に取りかかろうと決めました」(垣谷美雨氏絶賛!)
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調査を始めた頃は、タイトル通りの気持ちしかなった。
だが、ある程度自分の死に方──人生のゴールの切り方が見えてきた今、私はようやく 落ち着いて今後の「生き方」に向かえ合えるようになってきた。
お先真っ暗なのは、変わりない。
うんざりである。
だが、少なくともゴール地点に灯りを点すことだけはできた。
死に方を見つけた結果、私は生き方に集中する心の余裕を得た。
行き先さえ見えていたら、あとはそこに向かってのんびり歩いていけばいい。
途中で落とし穴に落ちても、なんとかなる。(本文より)
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