郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が、突然亡くなった。嫁の望登子は業者に頼むと高くつくからと自力で遺品整理を始める。だが、「安物買いの銭失い」の姑を甘く見ていた。至る所にぎっしり詰め込まれた物、物、物。あまりの多さに愕然とし、夫を駆り出すもまるで役に立たない。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う望登子だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて……。誰もが直面する”人生の後始末”をユーモラスに描く長編小説。
姑の遺品整理は、迷惑です
定価:715円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52562-5
発売日:2022年4月14日
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捨てたい嫁、捨てない姑の家を片づけるはめに──
どうしてこんなに溜め込むの!?
切実すぎる叫びに共感必至!「実家じまい」応援小説
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重くて大きい家電製品、出るわ出るわの日用品……
“もったいない”が積み重なって、次世代の悲劇に!
これを読めばもう怖くない、前向きな「お別れ」ができるはず
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