フジテレビ宮司愛海アナウンサーによるエッセイ『すみません、今まで黙ってたんですけど…』が現在好評発売中だ。宮司アナによる同名ポッドキャストを書籍化した本作は、これまでの厳選トークに加えて、宮司アナ書き下ろしの「結婚式エッセイ」、作家・阿川佐和子さんとの対談、宮司アナ秘蔵のプライベートフォトなど、盛りだくさんの内容となっている。
発売を記念して、8月2日に開催された宮司アナと司会の木村拓也アナとの出版会見の模様をお届けします。
宮司アナ自ら厳選!「すみ黙」エッセンスが詰まった過去回とは?
司会(フジテレビ木村拓也アナウンサー)(以下=司会):皆様、本日はお越しいただきまして、誠にありがとうございます。木村拓也でございます。どうぞよろしくお願いいたします。改めて、フジテレビアナウンサー・宮司愛海さんの書籍『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど。』出版会見を、これから執り行いたいと思います。イベントの合間の開催となり、短い時間ではありますが、本人に登壇いただき、書籍の説明や、このエッセイに込めた思いを直接皆様にお伝えできればと思っています。
それでは、フジテレビアナウンサー・宮司愛海さんの登場です。よろしくお願いします。
フジテレビ宮司愛海アナウンサー(以下=宮司):よろしくお願いいたします。皆さん、今日はお暑い中、お台場まで足をお運びいただきまして、ありがとうございます。本日、どうぞよろしくお願いいたします。
司会:いよいよ、というか、ついにですね。
宮司:そうですね。7月24日に双葉社さんから発売となりまして、現在販売中です。このタイトルが、そのまま私のポッドキャスト番組のタイトルになっています。2023年11月から配信がスタートした『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど。』というポッドキャスト番組です。
フジテレビのアナウンサーがポッドキャストを始めるのは、当時、初めてだったと思います。パーソナルな部分もそうですし、仕事に関わることもそうですし、いろいろと自分の心境を吐露している番組です。たくさんのリスナーの方が聞いてくださっていて、それが今回、書籍という形になりました。
実際に本が書店に並んでいるところも、いくつか書店を回って見てみたんですけれども、とても不思議でした。自分の本が並んでいるところを見ると。
司会:どんな気分なんですか。
宮司:不思議な気分ですよね。わざわざポップを書いていただいたりすると、「書店の方まで知ってくださっているんだな」という気持ちにもなりますし、自分の顔が並んでいると、やっぱり不思議な気分です。うれしいような、恥ずかしいような、不思議な気分でしたね。
司会:この書籍の中身について、どのようなことを書いたのか、ご説明いただいてもよろしいですか。
宮司:皆さんにぜひお伝えしたいポイントを3点、考えてきました。まず1つ目は、「すみ黙エッセンスが詰まった過去回チョイス」です。
この本はいわゆる「番組本」というジャンルで、もちろんエッセイも収録されていますが、主な内容は、これまで配信された140回近い回の中から、より自分らしい、あるいは「すみ黙」らしいエピソードを選び、それを書き起こして編集を加えたものです。
収録風景の写真は、実際にフジテレビ社内のリハーサル室で収録しているところです。自分たちで机を並べ、椅子を出して、マイクを立てて、作家さん、プロデューサー、ディレクターさんと一緒に収録しています。
司会:写真も見せていただきましたが、収録するトークを自分でしっかり選んだり、撮り下ろしの写真やプライベートショットも入っていたり、いろいろありますね。
宮司:撮りおろしの写真は、三瓶康友さんというカメラマンの方に撮っていただきました。
司会:社員食堂での写真もありますね。
宮司:はい。ポッドキャストの中で、フジテレビの社員食堂の話をしているんです。リスナーの方からすると「ああ、あそこの社員食堂ね」とピンとくる場所で写真を撮りたいと思いまして、「ラ・ポルト」という社員食堂で撮りました。
「茄子チキン」が定番で、私はだいたいここに座っています。1人で昼ご飯や夜ご飯を食べていることが多くて、その場所をきれいな形で撮ってもらいました。木村さんが通りかかったときに撮った、同じ構図の写真もあります。
司会:それも書籍に収録されているんですね。
宮司:そうなんです。プライベートフォトのページもありますので、そこでという感じです。
司会:せっかくなので、約140回の中から「この回を」というエピソードはありますか。
宮司:書籍にも収録されていて、帯にも文言が書かれているんですけれども、私、ポケットティッシュを1枚当たり3回使いたいタイプなんです。
司会:出ましたね、ティッシュ。
宮司:もったいないんです。1回、スーッと鼻をかんだだけだと、まだ濡れていない部分、余白の部分があるので、もったいないなと思って、3回ぐらいは使いたい。1回かんだら、ポケットティッシュの袋のポケットみたいな部分があるじゃないですか。そこに畳んでしまって、もう1回出して、またしまう、ということをするんです。
その話をしたら、みんなにドン引きされて、とても驚かれました。そこで初めて、「私、すごく変わっているんだ」と気づきました。
司会:これは宮司家の習慣ではないんですよね。
宮司:そうですね。家族がやっているところは見たことがないので、私個人の感覚だと思います。
司会:ここで「余白」という言葉を使うのは、なかなか聞かないですよ。業界では別の意味でよく使いますけれども。
宮司:本来の意味で、余白を大切にしたいんです。
司会:あとは、洗濯物のルールというのもありますね。
宮司:何のことやらと思われると思うんですが、実家にいたときからの洗濯物の仕分けのルールがあります。本を読んでくださった方や、その配信回を聞いてくださった方からは、「もうわけが分からない」「難解すぎて理解できない」と、とても言われています。
司会:白か黒か、というね。
宮司:そうです。外気に触れていないものは「白」、外気に触れたものは「黒」と仕分けをして、白と黒に分けて、それぞれ別々に洗います。
司会:でも、自分の汗がついたものは「白」でいいんですよね。
宮司:はい。これは話し出すと、1時間以上しゃべってしまうような話なので……。こんな感じで、本当に魅力が伝わるのかなと思いますけれども、普段、私がテレビやニュースキャスターとしては見せていない一面、自分でも「変だ」と気づいていないようなことを話しているエピソードが詰まった一冊です。
司会:僕も『イット!』という番組で、宮司さんと毎日のように一緒にいましたけれども、ティッシュを3回使うところは何度も目撃しています。ティッシュを畳んで袋に戻すところも見ましたし、袋に入れず、直接ポケットに入れるときもありましたよね。
宮司:ありますね。ちょっと今、きれいめにお伝えしています。時間がないときは、そういうこともあります。
司会:そうした宮司さんらしさだけでなく、「なぜ、そう考えて、そうしているのか」というところや、仕事に向き合うときの微妙な感情の機微も、ポッドキャストでは話していますよね。
宮司:ありがとうございます。うれしいです。
司会:パーソナルな部分が詰まっていて、しかも厳選された内容が入っていると思います。
〈後編〉に続きます。