中華の歴史上、もっとも悪名を轟かせている「暴君」といえば教科書にも出てくる隋の二代皇帝・煬帝の名前を出す人も多いはずです。戦争や運河の建設のため何万人もの民を殺した皇帝として後世に語り継がれていますが、一方で煬帝は「イケメン」だったという記録が残っているといいます。今回、千葉ともこさんが取りあげたのが、この煬帝。一般に知られている暴君としての姿とはまだ違った視点で煬帝を描きながら、彼に仕えた「美少年」の歌い手をからませ、隋の興亡を描いています。史実と創作、その葛藤や著者お気に入りの登場人物まで双葉社文芸総合サイト「カラフル」Podcastにて語りつくします。
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◆概要
【作品名】『煬帝と少年』
【著者】千葉ともこ
【あらすじ】
翼の形の痣をもった少年は、皇帝に福をもたらす「福神」として仕えるはずだった──。圧倒的な美貌を美声で「歌い手」として隋の皇帝・楊広に仕える翼だったが、楊広と彼の周囲で次々と異変が起きていく。仕え始めた当初は「暴君」である楊広を憎み、密かに陥れようと画策していた翼だったが、彼の本当の姿、皇帝としての思いを知り……。皇帝のまわりで起きる異変の原因とは? そして、隋が滅んだ理由とは? 「暴君×美少年」を描いた中華エンタメ小説の傑作。