ある一家の四兄妹を主人公として描いた青春家族小説『9月1日の朝へ』が発売されたばかりの椰月美智子さん。本作は、夏休み明けのいわゆる「9月1日問題」をテーマにした物語です。子どもたちの繊細な心情を綴ることに定評のある著者が、戦争に向き合う子どもたちの姿を描いたのが『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』です。最新刊『9月1日の朝へ』の発売を記念し、『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』の冒頭を公開します。ぜひお聴き下さい。
◆「試し聴き」はこちらから
https://colorful.futabanet.jp/articles/-/5391
◆概要
【作品名】『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』
【著者】椰月美智子
【朗読】白妙あゆみ
【あらすじ】
小6の拓人、忍、宇太佳はスケボーが大好きな仲良し三人組。新たに見つけた格好のスケボー練習場所で出会ったのが神社の管理人、田中さんだ。その日から、11歳と85歳の交流が始まった。いつも穏やかに話を聞いてくれる田中さん。だが少年時代に人生が一変する出来事を経験していた。それを知った拓人たちは、ある行動を起こす──。年の差をこえて築かれた、温かなつながりを描く物語。第69回小学館児童出版文化賞受賞作。解説・森絵都