昨年夏には『われは熊楠』で直木賞候補にもなった今、一番勢いがある作家・岩井圭也さん。青春ものから医療もの、山岳小説、はたまた『われは熊楠』のような評伝小説まで幅広いジャンルで著作を発表している岩井さんの新作は無差別殺傷事件を起こした犯人の動機に迫るサスペンス小説『汽水域』です。本作を書こうと思った理由から、連載中の苦労、そして担当編集者が岩井さんとはじめて会ったときの驚きのエピソードまで、双葉社文芸総合サイト「カラフル」Podcastにて語りつくしています。

 

◆「話題本の著者に聞く」はこちらから

https://colorful.futabanet.jp/articles/-/4393

 

◆概要
『汽水域』
【著者】岩井圭也

 

【あらすじ】
亀戸で複数の死傷者を出した無差別殺傷事件が発生。犯人の深瀬という男は逮捕後、「死刑になりたかった」と供述している。事件記者の安田賢太郎は週刊誌での連載のため、深瀬とかかわりのある人物にインタビューしていく。彼の人生を調べていくうちに、不思議と共感を覚えていく安田。しかし、安田の執筆した記事によって、深瀬の模倣犯が出現して…。社会との繋がりを失った人々の絶望と希望を紡ぎ出す、迫真のサスペンス。