『三千円の使いかた』や「ランチ酒」シリーズが人気の原田ひ香さん。食やお金についてなど、誰もが共感するテーマを描く原田さんの「オフィス飯」小説が『まずはこれ食べて』です。超多忙なベンチャー企業にあらわれたのは、一見、無愛想な家政婦・筧みのり。彼女が作る料理は殺伐とした社員の心をホッさせてくれます。そんな彼女と接することで、オフィスにいる社員たちの心に秘めていたことが明らかになっていく連作短編集です。今回は、そんな『まずはこれ食べて』のオーディオブック冒頭5分ほどを双葉社文芸総合サイト「カラフルPodcast」にて公開します。ぜひ、お聴きください。

 

◆「試し聴き」はこちらから

https://colorful.futabanet.jp/articles/-/4132

 

◆概要
【作品名】まずはこれ食べて
【著者】原田ひ香
【朗読】日向未南

 

【あらすじ】
池内胡雪は多忙なベンチャー企業で働く30歳。不規則な生活で食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。そんな状況を改善しようと、社長は会社に家政婦を雇うことに。やってきた家政婦の筧みのりは無愛想だったが、いつも心がほっとするご飯を作ってくれて──。現代社会の疲れを癒す、美味しい連作短編集。