2024年5月に刊行された、白蔵盈太氏の『実は、拙者は。』が、啓文堂書店時代小説文庫大賞を受賞しました。これを受け、啓文堂書店全店にて受賞記念フェアが10月31日まで開催中です。

 啓文堂書店時代小説文庫大賞は、京王線・井の頭線沿線地域を中心に展開する啓文堂書店で開催される賞です。各出版社のおすすめ時代小説文庫から10作品を書店員が投票で選出。その候補作を2024年7月1日から1カ月間、店頭で展開し、期間内の販売部数を基に決定されました。

 

書店店頭での展開

 今回、大賞を受賞した『実は、拙者は。』は、9月1日から10月31日までの間、啓文堂書店全店にて「受賞記念フェア」として、大きく陳列されています。

 

啓文堂書店渋谷店 1階入り口

 

啓文堂書店渋谷店 地下1階文庫売り場

 

 京王線・井の頭線沿線にお住まいの方は、ぜひ啓文堂書店へ足をお運びください!

 

【あらすじ】
深川佐賀町の裏店に住まう棒手振りの八五郎は、平凡かつ地味な男。人並み外れた影の薄さが悩みの種だが、独り身ゆえの気楽な貧乏暮らしを謳歌している。そんな八五郎は、ある夜、巷で噂の幽霊剣士「鳴かせの一柳斎」が旗本を襲う場に出くわす。物陰から固唾を呑んで闘いを見守る八五郎だが、一柳斎の正体が、隣の部屋に住まう浪人の雲井源次郎だと気づき──。影と秘密は江戸の華!?  期待の新鋭が送る、書き下ろし傑作時代小説。