1970年、母を亡くした15歳の不破隆次は、新宿・歌舞伎町の支配者である実父・王大偉に会いに行くが、相手にもされなかった。絶望の底で異母兄のヤクザ・近藤に拾われた不破は、王一族を守る「盾」として、血と暴力の道へと身を投じる。対立組織を拳ひとつで壊滅させ、一般人すら容赦なく蹂躙するその凶暴性から、いつしか「歌舞伎町の狂王」と呼ばれる。昭和から平成、ヤクザ・警察官・政治家の首魁を次々と葬り死刑判決が下された史上最悪のヤクザだったが、その体に流れる「王の血」には、決して暴いてはならない禁忌の秘密が隠されていた――。