23年5月、人気番組『徹子の部屋』でステージ4の肺がんからの生還を告白し、大反響を呼んだ名優・小倉一郎が、復活劇のすべてを語り下ろす。異変が襲ったのは前年早春。背中の激痛を機に総合病院で検査したところ、右肺を原発に胸骨・肋骨・リンパ節に転移した進行がんが発覚した。医師に余命宣告され、一時は死を覚悟したものの、愛娘の英断でがん専門病院へ。さらに脳転移も判明するなか、主治医を信じて治療の一歩を踏み出す──。奇跡の裏にあった「真実」とは? 命を救った深い家族愛とは? 生きるのを決して諦めないための必読書。