「ねじ式」発表当時にはじめて漫画が芸術としての評価を一挙に高めた〝事件〟以降、作者への讃仰、敬慕、親愛を込めたさまざまなエッセイ、書評、作品評が、漫画界のみならず、文学、美術、映画、演劇、ドラマなどさまざまな分野を超えて、発表されてきました。半世紀におよぶそれらの文章を独自にセレクトし、つげワールドの多面的な魅力に迫る、万華鏡のような随筆集成。