1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者に。2016年に「いのちがけ」で決戦!小説大賞を受賞しデビュー。21年に『高瀬庄左衛門御留書』が直木賞、山本周五郎賞候補になり注目を浴びる。同作は野村胡堂文学賞、舟橋聖一文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞している。22年『黛家の兄弟』で山本周五郎賞を受賞。この2作をはじめとする「神山藩シリーズ」は高い人気を誇っている。近刊に『雫峠』『浅草寺子屋よろず暦』『夜露がたり』、阪神・淡路大震災を描いた現代小説『冬と瓦礫』などがある。