2005年、双葉社から刊行された短編集『Presents』。角田光代さんが綴る小説と、松尾たいこさんが描く美しいイラストによるコラボレーション作品で、全12編にカラーイラストが添えられています。発売と同時に大きな話題となり、文庫版を含む累計26万部以上のベストセラーとなりました。
本作のテーマは、女性が一生の間にもらうプレゼント。この世に生まれて初めてもらう「名前」。 放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」など。そして、人生最期のプレゼントとは──。
そして、2025年2月──20年の時を経て、この伝説的な単行本の初回限定ラッピングカバー版が、待望の復刻を迎えます。
初回限定だったこのラッピングカバー版は、当時、そのブックデザインの美しさも、読者の間で大きな注目を集めました。カバーと帯が一体化した紙を広げると、松尾たいこさんの色鮮やかなリング状のイラストが全面を飾る一枚の包装紙となります。
さらに、そのカバーを外した本の表紙には金色の特殊紙が貼られ、本の入口となる別丁扉には透け感のあるトレーシングペーパーが用いられており、この本自体がまさに「プレゼント」の佇まいとなっています。
この美しいデザインは、数々のヒット作を手掛けたブックデザイナー鈴木成一さんによるものです。
カバーを広げると一枚の美しい包装紙に
2025年は角田光代さんの作家デビュー35周年にあたります。記念すべき節目の年に復刻する特典として、カバーの裏にはスピンオフ短編と描き下ろしイラストを収録しています。ぜひこの機会に、こちらの豪華本をお手に取ってみてください。
【イベントのお知らせ】
復刻版発売を記念して、角田光代さんと松尾たいこさんによるトークイベント&サイン本お渡し会の開催が決定いたしました。当日は「大切なプレゼント」をテーマにしたトークをお楽しみいただけます。
日時:2025年3月12日(水) 18:30~19:45(予定)
※オンライン視聴あり
場所:誠品生活日本橋内 イベントスペース「FORUM」(COREDO室町テラス2F)
詳しくはこちらをご覧ください
会場観覧:https://seihin0312presents1.peatix.com
オンライン:https://seihin0312presents2.peatix.com