10月刊行の第一弾『マンガでわかるハーバード流交渉術【四つの原則篇】』では、中堅アパレルに勤める主人公の三芳(みよし)ゆいが、ハーバード流交渉術(=原則立脚型交渉)を学ぶことで、次から次へと遭遇する難交渉を切り抜け成長していきました。

 

まだ第一弾【四つの原則篇】を読んでいない方は、こちらから試し読みを!
https://comic-action.com/episode/3269754496556523494

 

■今度の相手はひと癖もふた癖もある厄介な連中ばかり!

今回の相手はどいつもこいつもモンスター級の厄介なやつばかり

 しかし、続く第二弾【逆転の切り札篇】では、第一弾とは比べものにならない厄介な連中が次々と主人公・ゆいの前に立ちはだかります。自分の意見ばかり捲し立てて話に耳を貸さないデザイナー、一芝居打って騙そうとするコーヒー農園の主、はたまた、強い立場を背景に無理難題を押し付けようとするビルオーナー……どいつもこいつも、ひと癖もふた癖もある厄介な交渉相手。せっかく学んだ「四つの原則」だけでは歯が立ちません。

 

 では、こんな連中にはハーバード流交渉術は役に立たないのでしょうか? いえいえ、そんなことはありません。原書『Gettig to YES(邦題『ハーバード流交渉術 必ず「望む結果」を引き出せる!)』の後半では、こうした面倒な交渉相手を説き伏せるテクニックを紹介しています。

 

 そして、第二弾【逆転の切り札篇】では、この原書後半の、いわばより実践的なテクニックを主人公のゆいとともに学んでいくストーリーとなっています。

 

■望むと望まざるとにかかわらず、あなたは交渉者だ

気持ちはわかるけど……望まない厄介な交渉も「切り札」さえあれば、必ずお互いが納得のいくゴールは見つかります。頑張りましょう

 原書の著者であるロジャー・フィッシャーは本の中でこう言っています。

「望むと望まざるとにかかわらず、あなたは交渉者だ」

 ハーバード流交渉術がその力を発揮するのは、単にビジネスの現場だけではありません。無理難題を押し付ける上司、勝手なことばかり言う家族、まったく話が通じないモンスタークレーマーなどと遭遇する危険は、皆さんの周りにいくらでもあります。そんな時こそ、この【逆転の切り札篇】で紹介するハーバード流交渉術の出番。まさに今、厄介事に巻き込まれているという方は、まずこちらから読んで解決のヒントを見つけてみてはどうでしょうか?

 

■「交渉決裂したってOK」って、どういうこと?

 

 さらにこの【逆転の切り札篇】では、ハーバード流交渉術の「第五の原則」とも言うべき重要なフレームワーク(=考え方の型)、BATNA(バトナ)を紹介しています。そして、これが交渉で最悪の状況をひっくり返す最大の切り札となります。

 

 詳しい話はマンガを読んでいただきたいのですが、掻い摘んで説明するとBATNAとは「交渉決裂の際のベストな行動」という意味。交渉が失敗した時の最善の一手を意識しておこうということです。

この【逆転の切り札篇】のキーワード「BATNA(バトナ/交渉決裂の際のベストな行動)」。交渉が決裂してもOKってどういうこと?

「えっ!? 交渉術の話なのに合意成立を目指さないの?」

 と思った方もいるでしょう。しかし、「交渉のゴール=合意」と思い込んでしまうと、思わぬ落とし穴にはまることがあるのです。なぜ、そんなハメになるのか、BATNAはどうやって見つければいいのか、その点は、マンガと解説でじっくり説明していますので、気になる方はぜひ、書店で手に取ってみてください。

 

まだ第一弾【四つの原則篇】を読んでいない方は、こちらから試し読みを!
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