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小説

汽水域

岩井圭也[著]
汽水域
あらすじ

この犯人は、何かが違う。死傷者七名を出した無差別殺傷事件が発生。事件記者の安田は犯人の男について調べるうちに、執着ともいえるほどの興味を抱いていく。彼は社会から見捨てられた被害者か、凶悪で卑劣な加害者か。やがて辿り着く、犯人の真の「動機」とは──直木賞候補の著者が放つ、慟哭の社会派サスペンス

汽水域
岩井圭也[著]
判型:四六判
定価:2,090円(税込)
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岩井圭也(いわい・けいや)
1987年生まれ、大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。23年『最後の鑑定人』で第76回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補、『完全なる白銀』で第36回山本周五郎賞候補。24年『楽園の犬』で第77回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。同年『われは熊楠』で第171回直木賞候補。他の著書に『文身』『付き添うひと』『暗い引力』『科捜研の砦』、「横浜ネイバーズ」シリーズなどがある。