小説

あの日へいってらっしゃいませ 時帰り神社の芳名帳

あの日へいってらっしゃいませ 時帰り神社の芳名帳
イラスト:hagi
あらすじ

一生に一度でも、「あの日」に戻ることができたなら――。そんな切実な思いが叶えられるところがある。その名も鎌倉一条神社。参拝客も少なく、宮司と巫女の美形兄妹が切り盛りするさびれかけた貧乏神社だけれど、境内のとあるところから「時帰り」への道が開かれるらしい。時帰りを許された人たちが秘めている、過去の後悔はざまざまで……笑って、泣ける、癒やされ「やり直し」ストーリー!

成田名璃子(なりた・なりこ)
1975年青森県生まれ。東京外国語大学卒業。2011年『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』で第18回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞し、デビュー。2016年『ベンチウォーマーズ』(メディアワークス文庫)で第7回高校生が選ぶ天竜文学賞、第12回酒飲み書店員大賞を受賞。その他作品に『東京すみっこごはん』(光文社文庫)『世はすべて美しい織物』(新潮社)『時かけラジオ~鎌倉なみおとFMの奇跡~』(メディアワークス文庫)『いつかみんなGを殺す』(角川春樹事務所) など。
hagi