小説
弱者の幻影
あらすじ

詐欺被害者の依頼だけを引き受ける弁護士を、さえない中年男が訪ねてくる。結婚詐欺に遭ったというのだが、弁護士は、その被害額を加害者から「買い取る」と言う……。ミステリー界注目の著者、本誌初登場!

五十嵐律人(いがらし・りつと)
1990年、岩手県生まれ。東北大学法学部卒業。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。 2020年、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビュー、同作が映画化され話題になる。 他の著書に『不可逆少年』『原因において自由な物語』『六法推理』『魔女の原罪』『真夜中法律事務所』『密室法典』『嘘か真言か』『幻告』がある。