旧幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。維新後、その才能を井上馨に買われた中野は士族たちの反乱の火種が燻る山口県の参事に抜擢され、かつての仇敵・長州へと赴く。その中野の命を農民出身の元奇兵隊士・卓介が狙うが・・・・・・。維新後の新しい世の中に翻弄される二人の男の運命が交錯する歴史ミステリー。
維新の終曲
定価:957円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67278-7
発売日:2026年4月15日
歴史ミステリーの傑作!
「自分のため」に生きるのか、「誰かのため」に死ぬのか――
奇兵隊士と箱館戦争を戦った幕臣
幕末維新の激動のなか、事件は起きた――
《主な登場人物》
卓介 元農民で体格に恵まれていたため奇兵隊に参加。幕末の動乱のなかで戦功をあげていく。
中野梧一 元幕臣で幕府軍として箱館まで転戦したのち、明治政府に出仕。山口県に参事として赴任する。
おと松 卓介の幼なじみでともに奇兵隊に参加。銃の才能があり、狙撃手として活躍する。
益三 卓介の幼なじみでおと松と同じく奇兵隊に参加するが、条件のいい養子入りの話があり途中で脱退する。
井上馨 長州藩出身の政治家。中野梧一に目をかけて彼を山口県の参事に抜擢する。
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