商店街にあるちいさな喫茶店は、悩みを抱えた人間たちの大きな心のよりどころだった……。あることで人を殺しってしまった『珈琲屋』の主人・行介と、行介のかつての恋人・冬子、幼馴染みの島木を軸に描く人間模様。シリーズ第6作となる今作では、5歳の女の子・今日子が店に預けられることから始まる。はたして今日子はなぜそのようなことになったのか。行介がとった行動とは。様々な人間が交差して織りなすドラマの一つ一つが心に沁みる連作短編集。
珈琲屋の人々 遠まわりの純情
定価:858円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52796-4
発売日:2024年10月9日