血の付いた他人の財布を所持したとして、経済財政諮問会議に出席したこともある大学の客員教授が逮捕された。その後の捜査で明らかになる人間関係を辿ると、国民生活に関わる、ある組織の「企み」が見えてきた。
首木の民
定価:1,980円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24747-3
発売日:2024年6月19日
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前代未聞!取調室が教室に? 著者が最強の「悪」に挑んだ警察小説×社会派小説のド肝作
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大学の客員教授、久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。久和は内閣府が設置する経済財政諮問会議に出席したこともある経済政策通だが、警視庁志村署の佐久間に対し「公務員を信用していない」と言い、取調べは進まなかった。一方、財布の持ち主を捜していた志村署の中田は、フリーライターの菊池に行き着く。菊池は交通事故を探っていたが、その事故にはある組織の人間が絡んでいた。その後の捜査で、徐々に明らかになる人間関係。それらを辿っていくと、ひとつの大きな「企み」が……。
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