数ある作品のうち、これまで文庫化されていなかった作品を収録した作品集の新装版。新陰流の祖・上泉伊勢守や直心陰流の剣聖・男谷精一郎の評伝小説、同じ一刀流に学びながら敵同士になった堀部安兵衛と清水一学を描いた表題作など傑作揃いの逸品!
剣と情── 文庫では初めて読める物語がずらり
いずれ劣らぬ名品ぞろい
池波作品としては比較的初期のものだが、どの物語にも作者の特色が色濃く現れている。また、幾つかの作品は、その後の作者の姿を窺わせてくれる。さまざまな意味で、興味の尽きない作品ばかりだ。(解説より)