天国からの宅配便

大切な人への、最後の贈り物は何ですか？

ある日、受け取った宅配便。送り主は、もうこの世にいないあの人だった。
親友、祖母、初恋の人、先生…
４つの小包が想いを繋ぐ、心揺さぶる救いの物語。

伝えられなかった想いが届くとき、新たな一歩が始まる。

依頼主の死後、預かった荷物をしかるべき人のもとへ届ける『天国宅配便』。 この世からいなくなったあの人が、最後に届けたかったものとは――？

第１話　新垣　(75歳)
荒れ果てた家で独り暮らす老女のもとに届いた、かつての女友達からの小包には…。

第２話　文香　(17歳)
厳格な祖母と対立していた女子高生は、祖母の死後に彼女の意外な本音を知る。

第３話　祐　(42歳)
会社にも家にも居場所がない中年男は、初恋の人だった幼馴染みの死を知らされ…。

第４話　長部　(20歳)
高校時代の先生から思いがけない手紙が届く。そこには謎めいた一文が。