五島列島の野崎島を後にした坂崎空也は、高麗との国境の島対馬に辿り着く。岬で彼の国を眺めていると対馬藩士に声をかけられ、滞在を許されることになった。そこで、対馬藩士に高麗船への同行を求められるが、厄介事に巻き込まれる予感がして――。累計2000万部突破「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語。激闘の四番勝負が始まる。