ファームに落ちて因縁の若手キャッチャー達原と再会した寺谷和章は、復調の兆しが見えない中、取材に訪れた美人新聞記者と衝突する。だがある事件をきっかけに魔球が復活、やがて1軍復帰した和章は再起を賭け、超満員にふくれあがる甲子園のマウンドへと向かう。父の活躍を信じ続ける息子たち、宿命のライバルの登場。カープファンのみならず、熱い物語を求めるすべての読者に! 興奮と清々しさが胸を打つ長編小説。
第6回広島本大賞『小説部門』大賞受賞作