1991年、連作短編集『ぼくのミステリな日常』でデビューする。社内報の編集に携わる若竹七海が主人公で、『心のなかの冷たい何か』も彼女の探偵行。私立探偵的に事件に関わる葉村晶シリーズや、『ヴィラ・マグノリアの殺人』以下の葉崎市が舞台のコージーミステリーで謎解きの世界に誘う。さらに歴史を絡めたミステリー、パニック物、ホラーなどと作品世界は多彩。2013年「暗い越流」で日本推理作家協会賞の短編部門を受賞する。