『犬がいた季節』試し聴き

『犬がいた季節』試し聴き
夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。生徒の名にちなんで「コーシロー」と名付けられ、その後、ともに学校生活を送っていきます。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら……。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の友情や恋、逡巡や決意をみずみずしく描き、2021年本屋大賞第3位に輝きました。世代を超えて普遍的な共感を呼ぶ青春小説です。『犬がいた季節』のオーディオブック冒頭部分を無料公開します。是非お楽しみ下さい。
伊吹有喜(いぶき・ゆき)
三重県生まれ。中央大学法学部卒。2008年『風待ちのひと』(『夏の終わりのトラヴィアータ』を改題)でポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。主な著書に、映像化された『四十九日のレシピ』『ミッドナイト・バス』『今はちょっと、ついてないだけ』『カンパニー』、全国有志の書店員による「乙女の友大賞」を受賞した『彼方の友へ』、高校生直木賞を受賞した『雲を紡ぐ』や、「なでし子物語」「BAR追分」シリーズなどがある。2020年に刊行した『犬がいた季節』(小社刊)で、2021年本屋大賞第3位。
犬がいた季節
伊吹有喜[著]
判型:文庫判
定価:880円(税込)
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