『告白』『夜に駆けるYOASOBI小説集』『君の膵臓をたべたい』などのヒット作を刊行してきた双葉社が、新たに10代向けライト文芸の文庫新レーベル「双葉文庫パステルNOVEL」の創刊を発表した。

 

「双葉文庫パステルNOVEL」は、読書体験の有無にかかわらず楽しめるレーベルを目指し、新たな物語との出会いを提供していくものとなる。レーベル名の「双葉文庫パステルNOVEL」は、原色のような明確な色合いをまだ持ち合わせていない10代に向けて、明るい色が混ざり合って影響されていくパステル色のストーリーを発信していく気持ちで名づけられた。

 

 スマホとともに育った世代を中心に、「イラストや動画や音声などと併せて楽しむクロスメディア」「小説と映画、マンガ、アニメ、音楽とのメディアミックス」「TikTokを中心としたSNSでの発信」など、体験型読書の機会を提供していく。

 

 第1弾として『君がくれた七日間の余命カレンダー』(いぬじゅん・著)、『世界の片隅で、そっと恋が息をする』(丸井とまと・著)の2冊が、2025年3月12日に発売される。

 

 

『君がくれた七日間の余命カレンダー』いぬじゅん・著
高2の創生は、同じクラスで幼なじみの心花に片思いをしているが、思いを告げることはないと誓っていた。恋愛、親との関係、進路などモヤモヤとした日々を過ごす中、12月26日の一日遅れのクリスマス会の帰り道、心花は不慮の事故で亡くなってしまう。「こんな現実ありえない!」創生の強い思いが引き寄せたのか、気づくと7日前の世界に戻っていた。小さな選択の積み重ねで変わっていく未来……。創生と心花はまだ見ぬ明日を変えることができるのか? 誰も予想できない、衝撃のラストに感動の涙が止まらない!

 

『世界の片隅で、そっと恋が息をする』丸井とまと・著
高1の望月椿はちょうどいい告白相手を探していた。同じ学校で、そこまで親しくない男子という条件のもと見当をつけた、同じクラスの北原深雪と「クリスマスまでの1カ月間」という期限付きで付き合うことに。放課後の教室、スイーツデート、手作りのお弁当……椿のやりたいことに渋々付き合う北原だが、2人は徐々に心を通わせていく。けれど、椿には誰にも言っていない秘密があった。その秘密を知った時、人のために、そして自分のために生きることの大切さに北原は気づく。秋から冬にかけて、青春の一瞬の輝きを描いた号泣必至のストーリー。

 

購入者特典に特製しおり
創刊タイトルの2作品『君がくれた七日間の余命カレンダー』『世界の片隅で、そっと恋が息をする』購入者には、イラストレーターの萩森じあさん、中村ひなたさんのイラストを使った「双葉文庫パステルNOVEL」特製しおりがもれなくついてくる。

 

しおり

 

パステルNOVEL特設ページ
https://fr.futabasha.co.jp/special/pastel/

 

パステルNOVEL 刊行予定作品
◎3月発売 丸井とまと    『世界の片隅で、そっと恋が息をした』
◎3月発売 いぬじゅん    『君がくれた七日間の余命カレンダー』
◎4月発売 九条 蓮          『今日、優等生は死にました』
◎4月発売 和泉あや        『色を忘れた世界で、君と明日を描いて』
◎5月発売 小春りん        『涙が咲かせた花はちらない』
◎5月発売 永良サチ        『掌から伝わる【好き】について。』