NHK〈夜ドラ〉『つまらない住宅地のすべての家』が10日10日よりいよいよ放送開始です。
ドラマの原作は、2021年3月の刊行から「読売新聞」「朝日新聞」「王様のブランチ」など様々なメディアで取りあげられた同タイトルの長編小説。
著者は、ふつうの人々の生活や悩みを軽妙な筆致で描く名手、芥川賞作家の津村記久子さんです。
刑務所から脱走した女性受刑者がとある住宅地に向かっているというニュースが流れる。そのとき住民たちは――。
井ノ原快彦主演、待望のドラマ化で注目を集める小説『つまらない住宅地のすべての家』。読んでから観るか。観てから読むか。どちらでも楽しい本作を、よろしくお願いいたします!
■『つまらない住宅地のすべての家』原作情報
|あらすじ
とある町の、路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。そこに、女性受刑者が刑務所から脱走し、徐々にこちらに近づいているらしいとのニュースが入る。自治会長の提案で、住民は交代で見張りをはじめるが……。住宅地で暮らす人間それぞれの生活と心の中を描く長編小説。
|書誌情報
書名:つまらない住宅地のすべての家
著者:津村記久子
発売日:2021年3月19日
定価:1760円 (税込)
ISBN:978-4-575-24385-7
判型:四六判
ドラマ情報はこちらをご覧ください。
https://www.nhk.jp/g/blog/udg20977bl3b/
|著者プロフィール
津村記久子(つむら・きくこ)
1978年大阪府生まれ。2005年『マンイーター』(改題『君は永遠にそいつらより若い』)で第21回太宰治賞を受賞してデビュー。08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で第30回野間文芸新人賞、09年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で第28回織田作之助賞、13年「給水塔と亀」で第39回川端康成賞、16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、17年『浮遊霊ブラジル』で第27回紫式部文学賞、19年『ディス・イズ・ザ・デイ』で第6回サッカー本大賞、20年、翻訳された「給水塔と亀」でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞、他の著者に『エブリシング・フロウズ』『サキの忘れ物』などがある。