3月に刊行されてから多くの新聞や雑誌、テレビなどで紹介された『つまらない住宅地のすべての家』。このたび「本の雑誌」の【2021年度現代文学ベスト10】で第2位に(佐久間文子・選)、「週刊読書人」の【2021年の収穫】に選んでいただきました!(角田光代、江南亜美子・選)。

 とある住宅地に、刑務所から脱走した女性受刑者が向かってきているとニュースからはじまる人間たちの連鎖。ささいな関係から意外な繋がりに至るまでの住民の心理をミステリアスに描きます。