試し読み
小説
曜変の女
あらすじ

徳川三代将軍・家光の乳母として権勢を欲しいままにした春日局。3人の子どもを連れて夫と離縁し、自らの才覚で将軍後嗣の乳母となった女は、「悪女」として後世に名を残している。だが、そんな春日局が本当に目指した世の中とは。彼女が抱えていた思いとは。4人の男を通して春日局の生き方を描く傑作時代小説。

『曜変の女』試し読み
曜変の女(1/2)
佐藤雫(さとう・しずく)
1988年香川県生まれ。2019年、『言の葉は、残りて』(「海の匂い」を改題)で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。近刊に『残光そこにありて』『行成想歌』『花散るまえに』などがある。