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小説

おはなしの時子

おはなしの時子
あらすじ

孫娘になりすました詐欺電話で、時子は大金を奪われる。娘からは固定電話の解約を求められるが、時子は「0874おはなし」と語呂合わせのできる電話番号に家族の思い出をたくさん重ねていた。夫亡きあと孤独な時子は、同じように寂しさを抱えている人たちの話し相手になろうと、電話解約までの期間限定で「おはなし電話」を開設する。一期一会のおはなしに耳を澄まし、心を寄せる時間は、しだいに時子自身の生活に変化をもたらしてゆく。そして意を決して参加したラジオ体操で、出会った仲間。その存在もかけがえのないものになっていた――。79歳、未来へと向けた物語。

『おはなしの時子』試し読み
おはなしの時子(1/2)
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おはなしの時子
判型:四六判
定価:1,980円(税込)
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朝比奈あすか(あさひな・あすか)
1976年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。2000年、ノンフィクション『光さす故郷へ』を刊行。06年、第49回群像新人文学賞受賞作『憂鬱なハスビーン』で小説家としてデビュー。主な著書に『憧れの女の子』『自画像』『人生のピース』『君たちは今が世界』など。