小説

空の轍と大地の雲と

空の轍と大地の雲と
イラスト:藤原 徹司(テッポー・デジャイン。)
あらすじ

自衛官だった伯父に憧れ陸上自衛隊に入隊した道畑直也。自衛隊の現実に幻滅し除隊を決めた直後、東日本大震災が起きる。何も出来ずに除隊した後ろめたさを抱える直也は、かつて伯父と交流のあった風間という男を訪ねて北海道へと向かう。

空の轍と大地の雲と
山田深夜[著]
判型:四六判
定価:1,980円(税込)
山田深夜(ヤマダシンヤ)
1961年福島県須賀川市生まれ。地元の高校を卒業後、横須賀市で私鉄職員として約20年間勤務する。1999年、専業作家になるため退職。2007年『電車屋赤城』が吉川英治文学新人賞の候補になり、2009年「問題小説」掲載の「リターンズ」が日本推理作家協会賞短編部門にノミネートされる。他の著書に、「本の雑誌」で「2005年上半期ベスト10」に入った『横須賀Dブルース』、『ロンツーは終わらない』『横須賀ブロークンアロー』『ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ』『風になる日』『空の轍と大地の雲と』などがある。愛車はホンダワルキューレ。
藤原徹司(テッポー・デジャイン。)