小説
脳JILL
あらすじ

東大を目指す女子高生・樹莉の容疑は自殺幇助と殺人。彼女はクレーンゲームの「ゴトン」という音に支配され、自分の手で「落とす」ことに快感を覚えてしまう。戦慄の美少女シリアルキラー短編!

木爾チレン(きな・ちれん)
1987年生まれ、京都府出身。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で「第9回 女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。12年に『静電気と、未夜子の無意識。』でデビュー。21年『みんな蛍を殺したかった』が大ヒット。他の著書に『私はだんだん氷になった』『神に愛されていた』などがある。