『東京物語』『晩春』など数々の傑作を生んだ世界的名監督・小津安二郎。粋と美学に彩られた60年の生涯において貫き通した”流儀”とは?
「品行はなおせても、品性はなおらない」
「なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う、芸術のことは自分に従う」
「贅沢と無駄使いは違う」
「ぼくは人間を上から見おろすのがきらいだからね」……
小津自身がインタビューや作品で残した60の名言を手がかりに、人生を「いい顔」で生きていくための珠玉の一冊。