たぬきの神社に生まれ、たぬきに囲まれて生きてきた静。これ以上たぬきに人生の邪魔をされたくないと、就職で地元を離れて京都へ。 ところがやっぱり縁を切ることはできず、静はたぬきの依頼で、きつねが営む着物修繕店に潜入することに。そしてそこは、「神様専用」のお店だった――。