クレヨンしんちゃんの「先生は教えてくれない!」シリーズをご存じでしょうか?

 

 コミュニケーション力や自律心など、子ども期に身に付けておきたい大切な事柄を、クレヨンしんちゃんのマンガを読みながら学べる児童書です。

 楽しいマンガと読みやすい解説のコンビでわかりやすく、「友だちづきあいに大切なこと」(23刷)「自分の気持ちを伝えよう!」(8刷)など、刊行が始まって以来、大好評のシリーズです。

 シリーズ7冊目となる今回のテーマは、「折れない心」。
「折れない心」は、たくさんのへこむ経験があるからこそ、得られるもの。失敗も落ち込みもあるけど、くじけない。転んでも立ち上がって前進できる、そんな柔軟性のある心こそ、「折れない心」です。

……わかってはいても、やっぱり、へこんだときはツライし、なるべく傷つきたくないもの。だいじょうぶ、乗り越えるには、いくつかコツがあるんです。この本で紹介するヒントを知っていれば、たいていのことは切り抜けられます。

ここではその一部をご紹介しましょう。

 

 

 このページでは、イライラしたり、ムカッとしたりしたときに、とりあえず軽く体を動かすことや、その場でリズムをとることでストレスをなくし、いやな気分追い出すことができることを説きます。

 

 

 ここでは、先のことを心配しすぎると不安で動けなくなってしまうこと、そんなときは、自分ができないことではなく、できていることを思い出すことで、気が楽になって物事がうまくいくことを学びます。

 そのほか、「自分で自分をほめるくせをつけておこう」「『大ピンチ! さあ勝負だ!』自分を物語やゲームの主人公にしよう」「SNSはやりたくない人はやらなくていいもの」「受験の失敗はあたりまえのこと。不合格は挫折じゃない」などなど50本のヒントを掲載。

 また、あなたの心の落ち込みやすさが、しんちゃんキャラの誰タイプかがわかるチャートテストもあります。自分がどんなときに折れやすいのか、心のクセと、上手な対策法がバッチリわかります。

 

 

「大人にも刺さる!」「子どもだけに読ませておくのはもったいない」と評判になっているこのシリーズ。じつは、心が弱くなっている大人たちにも、おすすめなんです。心が折れそうな日は、お家に帰って、家族でこの本をゆっくり楽しんでみてはどうでしょうか。しんちゃんファミリーが、「生きる力」や「お気楽さ」を思い出させてくれるはずです!!