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この物語は『社史・本の雑誌』を原作とし、ほかの関連著作や関係者への取材を基に構成したフィクションです。

 

『2016年の週刊文春』柳澤健(光文社未来ライブラリー)
『2016年の週刊文春』柳澤健(光文社未来ライブラリー)

作中に出てくる「Number」話は椎名誠『本の雑誌血風録』に出てくるが、そこで椎名誠に仕事を依頼する文藝春秋の編集者、西川清史(のちの文藝春秋副社長)のことは『2016年の週刊文春』にも頻出する。「週刊文春」だけではなく、80年代の雑誌文化を立体的に理解できる名著。